IQlight® のコンセプト

IQlight®を生み出したデンマーク人、ホルガー・ストロムは1970年代初頭、アイルランドにあるKilkenny Design Workshopsに在職していた際に、菱形による多面体に興味を持ちました。

包装デザイナーであったストロムは厚紙などの紙を用いて試作実験を行い、ランプシェードのモジュールとして最適な多角形を探し求めました。

菱形が基本モジュールに選ばれ、幾何学的に理想的な構成として菱形多面体が選ばれました。

組立は可能な限りシンプルに出来るように幾多の試作が行われ、菱形の四隅にホック形状にして、そのホックが重なった際に緩やかなカーブを描くようにされました。このため複数のホックが重なっても、ホックが装飾的な円を描くようになりました。

その後課題として、モジュールがシェードのサイズや形状の応じた「ネジレ」に耐え得ることが挙げられました。その為、モジュールの素材として柔軟性と丈夫さが求められました。

柔軟性に富んだプラスティックを用いて実験を重ねた結果、モジュールに新たな性質「張力」を与えることが出来るようになりました。モジュールを一方向に湾曲させると、もう一つの方向には硬性が生じます。

この硬性は菱形の平行した二辺を長くして他の二辺を短くすることで、二つのモジュールを組み合わせた際にモジュールの一つは湾曲することとなり、二次元構造に必要な剛性を与えることとなります。

モジュールは柔軟性に富んでいる為、平面も湾曲面もつくることが出来ます。この結果、シェードのモジュール間に「隙間」が生じ、電球の光が直接目に入ることなく、光や熱がシェード内から外が発散されることなります。

モジュール素材の硬性は、モジュール同士がしっかりと組み合う為に、電球のコードをホックに挟み込み固定することが出来ます。

ランプシェードの素材として、光の透過・拡散させ得る素材が選ばれることになりました。剛性のあるプラスティック・シート(PVC)を用いて、組み立ての練習も兼ねて、様々な形状のシェードの小型モデルをつくってみてください。

IQlight®という名前は知能指数の「IQ」ではありません。機何学用語に由来し、Interlocking Quadrilaterals「組み合わせれた四辺形」という語の頭文字からつけられました。IQlight®の世界へようこそ!